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【ウクライナ支援】避難民が一時帰国しますが、弊社は支援を継続します

エース・リフォームが就労支援しているウクライナ避難民の皆さんは2022年10月28日夕方、生活拠点のある高森町で記者会見を行い、11月上旬に本国へ一時帰国することを発表しました。
それに先立つ同日午前には、ヒマワリの種の搾油工場を訪れ、塩尻市のヒマワリ畑で収穫した種がヒマワリ油になるための工程を見学しました。
同国については戦争によるライフライン被害などが報道されており、避難民の皆さんも不安を抱えながらの一時帰国となります。状況次第では高森町に戻ることも十分にありえることから、エース・リフォームでは今後もピロシキ販売や平和の種プロジェクト参画を継続し、「ダニエラ基金」に貢献していきます。

一時帰国に向けての記者会見

高森町役場で行われた記者会見には、避難家族9名のうち7名が出席。壬生照玄町長や禅道会の小沢隆理事長、日本語教室を開催したメディカルハートケア代表者なども臨席しました。
壬生町長は「当初から、冬が来る前に一度帰国したいという話だった。慣れない土地で大変だったろうが、キッチンカー販売などにも前向きに取り組まれ、ウクライナの問題を多くの人に伝えてくれた」と感謝を表しました。

禅道会の小沢隆理事長は「戦争がいつ終わるかも分からない状況で、本人たちも不安な気持ちと家族に会いたい気持ちとの間で心が揺れ動いている。こちらとしては、危なくなったらすぐに戻ってきてほしいと伝えている」と説明しました。

避難民の皆さんは一人ずつマイクを取り、「みな家族のように温かく受け入れてくれて感謝」「日本の文化や自然に触れることもでき、一生の思い出になった。私たちは運が良かった」「皆さんも人生の一日一日を大切にしてほしい」と心境を述べました。
エース・リフォームでの仕事についても、「キッチンカーを手伝ってくれた人たちはみな愉快で、いつも楽しく仕事ができた」「日本人の仕事の仕方、接客の仕方を学び、多くの人たちと触れ合うことができた」と振り返りました。

 

ヒマワリ搾油工場を見学

会見に先立つ同日午前には、平和の種プロジェクトでヒマワリの種の搾油を引き受けている阿南町の「野良舞夏(やらまいか)ひまわり倶楽部」を訪問。塩尻市中西条のヒマワリ畑の所有者である川窪誠さんや、プロジェクト発起人の堀本喜正さんとともに工場を見学し、同倶楽部の永田宗則さんから、圧搾機を使って油を採る過程などの説明を受けました。

野良舞夏ひまわり倶楽部は、阿南町平石地区の農場で17年前からヒマワリを栽培。ヒマワリ油やエゴマ油を生産、販売しており、ヒマワリ畑は多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。

一行は稼働中の搾油機からなめらかな油がタンクに滴る様子を観察し、永田さんに熱心に質問を行っていました。
避難民の皆さんが収穫に携わった川窪農園のヒマワリ種も、美しい油になって販売されることになります。

一時帰国を前に、避難民の皆さんがエース・リフォームの社員として働くのは10月31日のキッチンカー販売が最後になりますが、エース・リフォームは彼女らの帰国後もピロシキ販売を継続し、収益をウクライナ支援に充てることにしています。