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熟練の左官職人さんに感謝状を贈呈しました

エース・リフォームは2022年1月19日、伊那支店の現場を中心に土蔵などの左官工事で優れた施工を行っている左官職人の菅沼正人さん(伊那市)に感謝状を贈呈しました。
菅沼さんとエース・リフォームは10年来のお付き合いで、これまでに大小合わせて30件ほどの現場で左官工事を担当していただいています。

伊那支店のスタッフとともに(※撮影時のみマスクを外しています)

菅沼さんは、土壁塗りや漆喰塗りの基礎的な技術はもちろん、こてを使い漆喰で立体的な絵や文字、模様などを描く「こて絵」の技術にも長けています。エース・リフォームの現場でも優れた技を発揮して多くのお客様から喜びの声をいただいたことから、会社としても感謝の意を表すことになりました。

菅沼さんは15歳から左官の道に入り、現在73歳。こて絵の技術は独学で習得したとのことで、色を入れず立体的な陰影を大切にした表現が得意です。こて絵は下書きに頼れないので、描こうとする絵がしっかりと頭の中に入っていなければならず、豊富な経験がものをいいます。
また、土蔵は防火のために高い気密性が求められ、入口が観音開きの場合は「一寸一分のころばし」といって扉をわずかに台形にするなどの精密な作業が必要になるとのことです。


土蔵や漆喰壁の建物が次々と消え、優れた技術の継承が危ぶまれている現在。左官の命であるこてを作る職人もいなくなり、土壁に適した粘土質の土もなかなか手に入らなくなりつつあるそうです。
伊那支店で感謝状を受け取った菅沼さんは「エース・リフォームは赤須支店長を中心に土蔵についての知識と熱意がある。こちらも安心して仕事ができます」と話してくれました。

 

七宝模様のなまこ壁を仕上げる菅沼さん

漆喰で描かれたこて絵

熟練の技術によって見事に蘇った土蔵

美しい土蔵は地域にとって、日本にとって貴重な建築遺産。エース・リフォーム伊那支店が再生をお手伝いします。